DESIGNART TOKYO 2020にてコラボレーションが実現したmarumasuとgrad.
それぞれがどのような背景でものづくりをしてきたか、どのようにコラボに至ったかご紹介していきます。
デザイナー 辰野しずか
「長所を生かしていく、伝えていく、つなげていく」
grad.のデザイナーである辰野しずかさんは「良いモノづくりがもっと認知され、続いてほしい」という想いから、現在は地場産業の仕事に力を入れて活動されています。
今回コラボレーションしたgrad.は薩摩切子の新たなスタイルを提案するブランド。実際に工房を尋ね、薩摩切子の技術と魅力を追求して製作されました。
marumasu
「持ち主の佇まいに彩りを」
創業1901年の老舗染色工場が発信するファクトリーブランドmarumasuは工場ベースのものづくりにこだわり、ストールや様々なテキスタイルアイテムを展開しています。
鮮やかな色彩と上質な素材が特徴で、東京の下町 柴又で企画デザイン、生産や販売まで一貫して行っています。
marumasuと辰野しずか
辰野さんはmarumasuのアイテムを以前から愛用して下さっています。
作り手発信でものづくりを考え、一緒に新たなことができるデザイナーの方…と悩んだ結果、marumasuから辰野さんにコラボレーションをお願いしました。
grad.のグラスは薩摩切子特有の深く美しいグラデーションが魅力です。そんな独特のグラデーションをテキスタイルで表現できないか?そんな思いからgrad.をモチーフにしたコラボレーションアイテムの開発がスタートしました。
グラスを重ねることによってできる絶妙なグラデーション、光の屈折をフラットなテキスタイルで表現するには、デザインから素材選びまで様々なことを考えぬく必要がありました。
実際の製作については次回以降詳しくご紹介していきます。
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